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2006-02-08 00:00 | カテゴリ:古河市古河地区
写真手前に写っているものは、「渡良瀬遊水地展望案内図」と呼ばれるもので、雀神社から土手を登ったすぐのところにあります。これを見れば、向こう側に見える山々が何であるかが、簡単に分かります。

この案内図に書いてあったのですが、近代日本文学自然主義の代表的な小説家「田山花袋」が、その代表作「田舎教師」の中で、この渡良瀬川流域から見える連山の眺めの美しさを語っているそうです。「田山花袋」は館林出身ですので、この地に来るのも珍しいことではないでしょうが、代表的な小説に採り上げるほどですので、よっぽど心に残る風景だったのでしょう。以下、長いのですが、原文を引用します(田山花袋の死後75年経っているので、著作権切れとなっていますので、引用は問題ありません)。

「関東平野を環(ね)のやうにめぐった山々の眺めし其眺めの美しいのも、忘れられぬ印象の一つであった。秋の末、木の葉が何処からともなく街道を転がって通る頃から、春の霞の薄く被衣(かつぎ)のやうにかかる二三月の頃までの山々の美しさは特別であった。雪に光る日光の連山、羊の毛のやうに白く靡(なび)く浅間ヶ嶽のけむり、赤城は近く、榛名は遠く、足利附近の連山の複雑したひだには夕日が絵のやうに美しく光線を漲らした。」

※原文ではパソコンで表示できない文字がありますので、現代使われている漢字またはひらがなに直しているところがあります。

2/5撮影 KONICAMINOLTA α-7 DIGITAL AFズーム17-35mmF3.5G

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